羽田空港ターミナル ビッグバードは、日本ビルディング株式会社が運営しているようですが、そのウェブサイトを見てみると、羽田旅客第1ターミナルビルの共用開始が 1993年、第2ターミナルビルのほうの共用開始が 2004年ということになっていて、比較的新しい施設ですからね。
ちょっとそこのエスカレーターのところに気になるポスターが貼ってありました。
Green Power のロゴ入りポスター。
空港ターミナルの全てのエスカレーターはCO2を排出しない自然エネルギー「グリーン電力 (Green Power)」で動いています。
羽田 Eco-Motion
Green Power とはなんでしょうか? 説明文にもあるように、CO2を排出しない自然エネルギーといいうことですが、具体的どういうものがあてはまるのか。ここで、確認してみましょう。
「グリーン電力 (Green Power) 」とは「再生可能エネルギー」によるもので、次の条件を満たすものとなっています。
(1)石油・石炭・天然ガス等の化石燃料による発電でないこと。
(2)原子力による発電でないこと。
(3)発電過程における温室効果ガス、および硫黄酸化物・窒素酸化物等有害ガスの排出
がゼロか、または著しく少ないこと。
上記の条件を満たす発電方式は、当面、以下のもの。
- 風力発電
- 太陽光発電
- バイオマス発電
- 水力発電
- 地熱発電
- 化石燃料・バイオマス混焼発電
羽田空港ターミナルビルでは、太陽光発電を活用していて、ビル屋上や駐車場棟屋上に合計7箇所に設置しています。
そして、その Green Power の電力量は、第1・第2旅客ターミナルビルに各2台ある地下1階からのシースルーエレベーターと全てのエスカレーターを1年間稼動させる電力に相当するそうです。ということで、ポスターの説明文になるわけですね。