2009年8月20日木曜日

Kyoto Protocol

京都議定書 (Kyoto Protocol)

みなさんは、京都議定書 (Kyoto Protocol) についてどの程度ご存知でしょうか?
テレビニュースや新聞で見たり、読んだりしていて、ある程度知っている人が多いと思いますが、その概略を見てみましょう。


1997年12月に京都で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)での議決した議定書になります。
正式名称は、気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書(Kyoto Protocol to the United Nations Framework Convention on Climate Change)。

温室効果ガスの一種である次に示す6種類のガスを、1990年を基準に先進国各国別に削減率を定め、共同で目標値を達成することが定められました。

- 二酸化炭素 (CO2)
- メタン (CH4)
- 亜酸化窒素 (N2O)
- ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs)*
- パーフルオロカーボン類 (PFCs)*
- 六フッ化硫黄 (Sf6)*

  *: 基準年として1995年も選択可となっているガス

京都議定書 (Kyoto Protocol) での削減目標として、先進国全体の室効果ガス6種の合計排出量を1990年に比べて、2008から2012年の期間に少なくとも 5.2%削減することが目的と定めています。
また、各締約国で二酸化炭素とそれに換算した他5種類の排出量について、それぞれ割当量が決められていて、日本においてはその割当量は、94% (-6%) となっています。(2005年2月に発行)
主要国・地域の割当量は、92% (-8%) EU、94% (-6%) カナダ、ハンガリー及びポーランド、95% (-5%) クロアチア となっています。


その他、京都議定書 (Kyoto Protocol) には、京都メカニズム (Kyoto Mechanisms) と呼ばれる温室効果ガスの削減をより容易にするための規定がありますが、これについては次の機会に説明しましょう。

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